見逃して

by tama


(やめてください。博士、駄目です。そこは、ああ、駄目です。触らないで)
押し殺した声が聞こえてジョーは目が覚めた。
(ジョーが、ジョーがとなりにいるんです。止めてください。博士!)
身を起こして耳を澄ますと、隣の壁越しにもみ合う気配がしてジョーは気色ばん
だ。
何だ?
(は、博士。もう、もう、やめ、、あっ、そこは、)
健の声に違いない。博士とは南部の事か?
ごくりと唾を飲み込んでジョーは壁に耳をつけた。
(すぐに済むから。大人しくしなさい。前からこうしたかった。君も気づいていたはず
だ)
今度は南部の普段とちがう、砕けたそれでいて妙に力の入った声が。
(ジョーを気にすることはない)
(でも、声が出てしまう。見られたら、、)
(良いじゃないか、私と君のことだ)
(あなたの手で、こんな事されたと知ったらあいつなんて言うか)
(もう考えずに私に身をまかせるのだよ。ほら、息をゆっくり吸って、でないと辛い
よ)
(あ、い、いや、です。それだけは、、あっう、止めてください。そこは、ああ〜)
健の声が甲高く発せられ、ただならぬ気配にジョーはベットから飛び降りた。
なんてことしやがる、あんたがそんなことをする奴だとは。仮にも自分の養い子だ
ぞ!
健に手を出すとは!健が自分に逆らえないと思ってあいつの身体を弄ぶなんて!
見損なったぜ、南部博士。なんてこった!
健!今助けに行くぞ!

そして、
ドアを蹴破ってジョーが目にした光景は、、、

南部博士が健を裸にして、嫌がって身もだえする健を押さえ込んで、、
その学者特有の繊細な指を健の胸にすべらせ、揉んで、滑らせ、そして、
信じられない。

「ほら、起しちやったじゃないですか」
「どうした、ジョー血相変えて、なにかあったのかね」
「二人とも、なにしてんだ?」
「あまりに健がきつそうだったので、見よう見まねだが、マッサージをしてあげよう
と思ってね。やはり声がうるさかったかね」
「、、、」
「博士は上手いんだぜ、でも、強く押すから痛くてさ。つい、声がでるから止めてく
れって言っても聞いてくれないし。起こしてすまん」
「、、、」
「なんなら君もしてあげようか?」

「いや。あー、もう寝ます」
「おやすみ」
すごすごと自室に戻ったジョーは、気が抜けてベットに座り込んだ。
(う、ああ、いい、くっ、)
また、健の声がきこえる。いい加減にしてくれ。
そして、自分の股間を見て呟いた。

なんでおっ勃起んだよ。
まったく、なんてこった。



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