CM

by トールハンマー


そこは、どこにでもあるような場末の酒場。いつものカウンターの指定席に2人は
朝まで飲み明かすつもりで陣取った。
「やあ、今日はお早いご出頭だな」
似合いもしないシェーカーなんぞを振りながらそう言った少し髪の薄くなったマス
ターを、ジロリとジョーが睨みつける。
「何かドジでもやらかしたか? おおかた愛想をつかされて追い出されたんだろ。
おっと、そう凄むなよ。おまえさん達なら店は大歓迎なんだから」
口の悪いマスターは、その眼光にも決して怯まない。そしてコースターの上にグラ
スを2つ並べると、早々、勘定書に勝手な注文を書き込んだ。

右手にボトル、左手にグラスをそれぞれに持って、2人は競い合うように一杯目の
ロックを口に運んだ。それからほぼ同時にグラスを置き、同時に大きな溜め息を漏
らした。
「畜生! あの間抜けな野郎のおかげで!!」
「言ったところでしょうがない。もう、諦めろ」
「諦めろだと!!」
2杯目を注ぐケンの手を掴んでジョーが怒鳴る。その拍子にグラスが床に落ち、か
細い悲鳴をあげて砕け散った。
「まだ酔うのは早いぞ」
しらっと返す健に、ジョーの感情は抑えきれない。
そして・・・、
 
「ボアズと一緒にパトロール隊に移るかね」
グッと堪えたジョーの拳が震えた。
「博士、その件は・・・・」
「黙ってろ、ケン! 博士、失敗は必ず俺の手で償って見せます」
部下の失態に窮地に追い込まれるジョー、剥き出しの敵対心を南部に向ける彼を
健はフォローできるのか?

「Misunderstanding」
只今試行錯誤中。

・・・・・って、正岡さんの真似をして「予告編」を書いてしまった。
(その例の如く、予告だけが存在する(爆)・・・・)



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